SESからの退職や転職は手順だけではなく、切り出し方や途中退職のトラブルなど、不安や疑問が尽きません。客先常駐という働き方は、自分の意思だけで進めにくいと感じる場面も多いでしょう。
〇おすすめの転職エージェント
Tamesy(タメシー)
Tamesyは、学習支援から応募書類・面接対策、企業紹介までサポートしてくれる転職エージェント。未経験や経験浅めで転職したい人におすすめです。
テックゴー
テックゴーは、SESの実務経験を活かして年収アップやキャリアアップを目指せる転職エージェント。模擬面接は無制限で高年収求人も豊富です。
ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、IT業界に詳しいアドバイザーの手厚い支援でミスマッチを防げる転職エージェントです。プロならではのサポートで安心して転職活動を進められます。
そこで今回は、SESが円満退職し、転職を不利にしないための現実的な手順と注意点をわかりやすく解説します。感情論ではなく、実務として失敗しにくい進め方を知りたいひともぜひ参考にしてください。
SESが転職・退職する際の手順
SESが転職・退職する際の手順は次のとおりです。
・契約状況を確認する
・退職や転職の理由を言語化する
・退職の意思を伝える
・転職先の方向性を決める
・職務経歴書と履歴書を準備する
・転職理由を整理する
・転職エージェントを活用する
・内定獲得後に退職を伝える
・客先への配慮と引き継ぎ計画を立てる
・引き継ぎを行う
それぞれ詳しく解説します。
契約状況を確認する
現在の契約状態を正確に把握しておきましょう。SESは所属会社と雇用契約を結び、客先企業に常駐して業務を行っています。客先との契約には期間が設定されており、多くの場合3ヶ月や6ヶ月などの単位で契約が更新されていきます。
参画している案件の契約期間と、次の更新時期は必ず確認しましょう。所属会社の営業担当者や上司に聞けば教えてもらえます。
退職や転職の理由を言語化する
理由を具体的に言語化しましょう。理由によって次に選ぶべき環境は大きく変わります。
理由を曖昧にしたまま転職活動を始めると企業選びや面接での受け答えに一貫性がなくなり、「なんとなく辞めたい人」という印象を与えてしまうので注意が必要です。
不満点と理想の働き方を切り分け、次の職場で何を変えたいのか明確にすると、後悔しない転職の土台になります。
転職先の方向性を決める
SESからの転職先には、自社開発企業、受託開発企業、社内SEなど複数の選択肢があり、それぞれ求められる役割や評価軸が異なります。
| 転職先のタイプ | 評価されやすいポイント | 向いている人 |
| 自社開発企業 | 技術力の深さ、設計力、改善提案力 | 特定分野のスキルを腰を据えて伸ばしたい人 |
| 受託開発企業 | 幅広い技術対応力、納期意識、コミュニケーション力 | さまざまな開発経験を積みたい人 |
| 社内SE | 業務理解力、調整力、安定した対応力 | 現場業務に近い立場でITを活かしたい人 |
方向性を決めておかないと応募企業ごとに志望動機がブレてしまい、面接で説得力を欠く結果になります。完璧に決める必要はありませんが、優先したい軸だけは明確にしておくといいでしょう。
職務経歴書と履歴書を準備する
続いて職務経歴書と履歴書の準備に入ります。SESは案件名や使用技術を羅列するだけでは評価されにくいので気をつけましょう。役割や任されていた業務内容を具体的に書くことが大切です。
複数案件を経験している場合は、すべてを詳細に書くのではなく、転職軸に合う経験を中心に整理する必要があります。
転職理由を整理する
本音の退職理由と、面接で話す理由は同じである必要はありません。
現職への不満をそのまま伝えてしまうとネガティブな印象を持たれやすくなるため、前向きな文脈に言い換えることが重要です。
事前に言語化しておけば、面接でも落ち着いて一貫した説明ができるようになります。
転職エージェントを活用する
SES出身者の転職支援実績があるエージェントであれば、書類の書き方や企業選びの段階で具体的なアドバイスを受けられます。
条件交渉や退職タイミングの相談ができるのも大きなメリットです。
初めから1社に絞らず、複数のエージェントを比較しながら自分に合った担当者を見極めると成功確率が大幅に高くなります。
SESにおすすめの転職エージェント
Tamesy(タメシー)
Tamesyは、プログラミング未経験からエンジニア転職を成功させることに特化したITキャリア支援サービスです。学習サポートから応募書類の作成、面接対策、企業紹介までを一貫して提供しています。
SESの実務経験が浅い人や、業務内容に不安がある場合でも、未経験歓迎の企業を厳選して紹介してくれるので安心です。オンライン完結型の学習プログラムも用意されています。

テックゴー
テックゴーは、、実務経験2年以上のエンジニアを主な対象としたITエンジニア専門の転職エージェントです。高年収の正社員ポジションを数多く扱っているのが特長。
回数制限のない模擬面接による徹底した面接対策で、SES出身で自己PRに不安がある人に対応しています。土曜日に面接をまとめて受けられる1Day選考会など、在職中に転職活動を進めやすい仕組みが整っているのも魅力です。

ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアはIT・Web業界特化の転職エージェントです。未経験からITエンジニアを目指す方の支援実績も豊富。IT業界に詳しいキャリアアドバイザーが転職相談から内定後まで一貫してサポートしてくれるため、退職理由の整理や志望動機の作り込みも丁寧に行えます。
求人は優良企業に厳選されており、SESから自社開発やインハウス志向へシフトしたい方にも安心です。利用者は完全無料のITスクールを併用でき、スキル面の不安を解消しながら転職活動を進められます。

内定獲得後に退職を伝える
転職活動で重要なのは退職のタイミングです。原則としては、内定を獲得してから退職意思を伝える方がリスクは低くなります。
プロジェクトの途中であっても、雇用契約上は就業規則に従って手続きを踏めば退職は可能です。感情的に辞めるのではなく、事実として淡々と伝えると無用なトラブルを避けやすくなります。
客先への配慮と引き継ぎ
内定を獲得して所属会社に退職の意思を伝えたら、客先への対応と引き継ぎを行います。
SESは所属会社の社員であると同時に客先のプロジェクトメンバーとしても働いているため、退職に際しては所属会社と客先の双方に配慮が必要です。
まずは所属会社の上司や営業担当者と相談し、客先に伝える時期を決めましょう。基本的には所属会社から客先の責任者に正式に報告してもらい、その後で客先の上司やプロジェクトリーダーに直接挨拶をします。
SESが退職・転職する際の注意点

退職を決意した際に押さえておきたいポイントを詳しく見ていきましょう。
退職の伝え方とタイミングに注意する
退職を決意したら直属の上司に意思を伝えましょう。伝える際は感情的にならず、「前向きなキャリア形成のため」や「新しい目標に挑戦したい」といった理由を丁寧に説明します。
現場に迷惑がかかるのを理由に遠慮する人もいますが、自分の人生を優先するのは当然です。悪いことではありません。誠意を持って伝えれば理解を得やすくなります。
退職を誰に言うか迷ったら上司に言う
SESの場合、常駐先に退職の話が漏れると、現場との関係やプロジェクトの継続に影響が出る可能性があります。退職の意思を伝える際は上司に「まだ常駐先には伝えないでほしい」と依頼しましょう。
同僚やチームメンバーにも軽率に話すのはNGです。退職が確定し、会社側と常駐先の調整が済んだ段階で、必要に応じて正式に伝えましょう。
就業規則と引き継ぎルールを確認する
退職をスムーズに進めるためにも、就業規則に定められたルールを事前に確認しておきましょう。退職願の提出方法や有給消化、最終出社日、貸与物の返却など、手続きに関する内容は企業によって異なります。
プロジェクトの途中で退職する場合は後任者への引き継ぎが必要です。ドキュメントの整備や作業内容の整理などは計画的に行いましょう。きちんと対応すれば退職後も良い印象が残り、キャリアの信頼にもつながります。
退職交渉におけるNG行動を避ける
退職時の対応を誤ると、円満な関係で辞められないだけでなく、場合によっては「引き止め」や「条件交渉」に巻き込まれてしまいます。次のような行動は避けましょう。
・急な退職申し出やバックレ
・ネガティブな発言の連発
・同僚への過剰な情報共有
・転職先や内定先の詳細を伝える
「どうせ辞めるから」という態度は、信頼や評価に大きなダメージを与える恐れがあります。最後までプロフェッショナルな対応を心がけることが、次の職場にも良い印象を与えるポイントです。
SESが退職代行を使ったほうが良いケース
次の状況によっては退職代行の利用が最適な選択となることがあります。
・引き止められたとき
・退職を言いにくいとき
・不要なトラブルを避けたいとき
それぞれ詳しく解説します。
引き止められたとき
契約更新や稼働率を理由に引き止められると断りづらさを感じてしまいます。このような圧力を避けて退職意志を確実に伝えたい場合は、退職代行を利用するとスムーズです。
SES企業は、エンジニアを現場へ継続的に送り出すことで収益が成立しているため、退職の意思表示に対して強く引き止めるケースは少なくありません。
退職を言いにくいとき
退職代行を利用すれば気まずさや不安を感じる場面を避けられ、必要な連絡はすべてプロが代行してくれます。
所属企業とは日常的に会わず、連絡も必要最低限というSES特有の環境では、退職の意思を伝えるとなると心理的な負担が大きくなります。
自分で言いにくい状況で無理をしてしまうと、伝えるタイミングが遅れたり、曖昧な表現で誤解を招いたりするので注意が必要です。
不要なトラブルを避けたいとき
SESは現場との契約状況や所属企業との労務管理が複雑なケースがあるため、退職時に意外なトラブルが起きることがあります。
・引き継ぎ範囲の押し付け
・退職日の調整での揉め事
・有給消化の問題
など
細かなやり取りがストレスを生むことも少なくありません。退職代行を使えば、交渉を専門家が一括して対応するため、無駄な対立や感情的なやり取りを最小限に抑えられます。
SESの転職・退職に関するFAQ
有給は消化できますか
有給休暇は労働者の権利であり、原則として退職前に取得することが可能です。SES企業側が業務都合を理由に制限することはできず、法律上は取得日調整以外の拒否は認められていません。引き継ぎ日程を踏まえてスケジュールを組めば、退職直前にまとめて消化しても問題ありません。
契約期間中に退職できますか
客先との契約期間が残っていても、労働者は法律上いつでも退職できます。民法には期間の定めのない雇用は2週間前の通知で退職できると明記されているため、SESの現場契約ではなく、雇用企業との契約が優先されます。現場都合を理由に退職を引き延ばされる理由はありません。
退職は何ヶ月前に伝えるべきですか
法律上は2週間前の申し出で退職が可能ですが、実務的には1ヶ月前を目安に伝えるとスムーズです。会社の就業規則も確認しておくと不要なトラブルを避けられます。
プロジェクトの途中で退職できますか
可能です。雇用契約の主体はSES企業と本人であり、客先との契約に直接拘束されているわけではありません。就業規則や労働契約で定められた退職ルール(一般的には1〜2ヶ月前の申し出)を守れば、プロジェクトの進行状況に関わらず退職自体は認められます。ただし、途中退職は現場や営業担当への影響が大きいため、伝え方やタイミングには注意が必要です。
まとめ
SESの退職と転職を成功させるためには、感情に任せて辞めるのではなく、手順とタイミングを意識が大切です。円満退職は周囲のためだけでなく、自分の評価や次のキャリアを守ることにもつながります。
次の職場で納得して働ける状態をつくるためにも、前向きな退職活動を進めましょう。

