SESを辞めたい理由は収入やキャリア、客先常駐の人間関係、スキル不足の不安などさまざまですが、感情だけで判断すると転職後に後悔するリスクが高まります。
〇おすすめの転職エージェント
Tamesy(タメシー)
Tamesy(タメシー)は、未経験・経験浅めの方に特化したITキャリア支援サービスです。SESを辞めたい理由や不安を整理しながら学習から面接対策まで完全無料でサポートしてくれます。
テックゴー
テックゴーは、SESの経験を正当に評価して高年収へSつなげるITエンジニア専門の転職エージェントです。面接対策が手厚く、納得感のある転職を実現しやすくなります。
ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアは、IT業界に詳しいアドバイザーの手厚い支援でミスマッチを防げる転職エージェントです。辞めたい理由の整理から面接対策までプロが伴走してくれます。
今回は、SESを辞めたいと感じる理由を整理しながら、本当に転職すべきかを判断するための考え方を解説します。面接で評価を下げない転職理由の伝え方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
転職・退職を考えるSESが辞めたいと思う理由

多くのSESが退職や転職を検討する際に挙げる代表的な悩みは、次のとおりです。
・収入が不安定
・スキルアップやキャリア形成ができない
・客先常駐の人間関係
・スキル不足
・3ヶ月で退場したい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
収入が不安定
客先常駐のSESエンジニアの平均年収は約385〜600万円、日本の平均年収は約250〜550万円です。
| SES平均年収 | 日本の平均年収 |
| 約385〜600万円 | 約250〜550万円 |
年収は低くありませんが問題は構造です。SESの業界はエンジニアが働く現場(クライアント企業)と、エンジニアを雇用している企業(SES企業)間に複数の企業が存在します。いわゆる多重下請け構造です。
元請け企業から下請けに案件が回るごとにマージンが重なり、最終的にエンジニアに支払われる単価は圧縮されます。

SES企業の還元率は低い傾向があり、高単価案件であっても、エンジニアの給与は一部にとどまります。待機期間は60%の給与しか補償されないことが多く、年間収入がさらに目減りする構造も大きな問題です。
不安定な給与体系は結婚・住宅購入・子育てなどのライフイベントに備えづらく、将来設計に不安を感じるという声は少なくありません。経験を重ねても収入が伸びづらいため、キャリアを考える上で大きな障壁になります。
スキルアップやキャリア形成ができない
SESではプロジェクト先によって業務内容が大きく異なるため、自分の希望する技術や領域に携われないことがあります。
スキルが一定レベルに達していない段階では補助的な業務にアサインされやすく、成長している実感も薄くなりやすいでしょう。
プロジェクト単位での就業となるため、自社でのキャリアパスも見えにくくなります。このような不透明感は大きな不安要素です。
客先常駐の人間関係
SES特有の「客先常駐」という働き方は、自社の同僚と顔を合わせる機会がほとんどなく、孤独感や疎外感を抱きやすくなります。
常駐先ではプロパー社員との関係構築を求められる一方で、立場の違いによる遠慮や壁を感じ、人間関係がストレスになることは少なくありません。
配属先が変わるたびに新しい人間関係を一から築く必要もあり、「馴染むのがつらい」「毎回気を使う」といった疲れを感じる人もいます。
スキル不足
スキル不足を理由にSESを辞めたいと考える人も少なくありません。
・事前に聞いていた業務内容と実際の現場の難易度が乖離していた
・十分なフォローや教育がないまま即戦力を求められる環境
このような状況では不安が一気に強まります。ただし、能力不足ではなく、案件選定や育成体制に問題があるケースが多いのも事実です。
SESに向いていないと結論づける前に、環境要因と課題を切り分けて考える必要はあるでしょう。
3ヶ月で退場したい
3ヶ月程度での退場を考えるケースも珍しくありません。
〇短期間で限界に達する主な理由
・業務内容が想定と大きく違う
・求められるスキル水準が高すぎる
・コミュニケーションに強いストレスがある
無理に耐え続けてクレームや評価低下につながるより、早めに状況を整理して次の選択肢を検討するほうがキャリアを守れる場合もあります。
辞める時期として3ヶ月というのはある意味で妥当です。SESの企業間契約は3ヶ月単位になるケースが多いため、1~2ヶ月で退場するとクライアントの印象が悪くなる恐れがあります。
ESを辞めたいときの退職理由と面接で使える転職理由の例

SESとして感じた不満や限界を率直に伝えるのは得策とはいえません。ネガティブな退職理由は、「同じ理由でまた退職するのでは?」という疑念を抱かせる恐れがあります。
ただし、本音を完全に隠して無理にきれいな理由だけを並べても、違和感を与えるので注意が必要です。退職理由の本音を整理しながら、面接で伝える際の言い換え方や例文をチェックしておきましょう。
本音で多い退職理由とは?
SESから転職を考える際によく挙げられる「本音の理由」には、次のようなものがあります。
・給与が上がらない
・単純作業が多く成長できない
・人間関係に疲れた
・勤務地や勤務時間が安定しない
・帰属意識が持てない
いずれも、多くのSESエンジニアが現場で日々感じているリアルな悩みです。しかし、面接でこのまま伝えると後ろ向きな印象を与えてしまい、マイナス評価につながる恐れがあります。
面接でネガティブ理由をポジティブに伝える例文
面接で退職理由を話す際には、前向きな行動の動機に変換する意識が大切です。具体例を見てみましょう。
| 本音 | 面接での言い換え例 |
| 給料が上がらない | 「成果やスキルに応じた評価制度のある環境で、よりモチベーション高く働きたいと考えました」 |
| スキルアップできない | 「今後は設計や要件定義など、上流工程にも携わりながらキャリアを築きたいと考えています」 |
| 人間関係に疲れた | 「チームで長期的に連携しながら働ける環境に身を置きたいと思いました」 |
| 常駐先が転々とする | 「1つのプロダクトに継続的に関わり、成果に責任を持てる働き方を希望しています」 |
ネガティブな理由も「気づき」や「次にどうしたいか」に焦点を当てれば、前向きな転職理由として説得力が増します。
SESの転職理由例文
実際の面接で使える転職理由の例文をいくつか紹介します。
これまでSESとして様々な案件に携わってきましたが、自身のスキルの幅をさらに広げ、より技術的に深く関わる開発経験を積みたいと考えるようになりました。特に御社のように自社プロダクトを持ち、設計から運用まで一貫して関われる環境に魅力を感じ、応募いたしました。
SESという働き方の中で、常に新しい現場に順応する力を養ってきましたが、今後はチームの一員として中長期的に1つの目標に向かう働き方にシフトしたいと考えています。プロダクトに継続的に関わることで、より深い視点で技術に向き合える環境を求めて転職を決意しました。
このように、「今の職場では難しいが、次のステージで実現したいビジョン」に言い換えるだけでも、自然な転職理由として面接官に伝えられます。
SESの退職・転職は難しい?

SESエンジニアが転職に成功するケースは珍しくありません。SESの業務経験は技術力だけでなく、現場適応力や複数プロジェクトの経験値など、実践的な強みにつながります。
実績や学びを言語化できれば、面接でも十分にアピール可能です。明確な転職目的やキャリアプランがあれば、企業から歓迎されやすくなります。
SESを辞めて良かったという声もある
SESを辞めて良かったと感じている人も少なくありません。
〇SESを辞めて良かった主な理由
業務内容や評価基準が明確な環境に移れた
自分の成長実感を得られるようになった
転職後は目標やキャリアパスがはっきりした
人間関係の負担から解放された
SESを辞める=キャリアが不利になるとは限りません。自分に合った環境を選び直すことによって、結果的に満足度の高い働き方につながる可能性はあります。
なお、IT系の転職支援サイトやエージェントの実績を見ると、SESから次のような職種に転職した例が数多く掲載されています。
・自社開発企業のWebエンジニア
・ITベンチャー企業のアプリ開発エンジニア
・SIerでの社内SE・インフラエンジニア
・テックリードやPMなどのマネジメントポジション
実務経験を持つ人材を求めている企業は少なくありません。SES出身でも転職市場では十分に通用します。
未経験分野への転職も可能
未経験領域でも、戦略を立てれば十分に転職は可能です。特に次のような工夫が有効なのでチェックしておきましょう。
・学習実績をポートフォリオで提示する(GitHubや個人開発など)
・転職エージェントを活用して書類通過率を上げる
・面接で「なぜその分野に行きたいのか」をロジカルに説明する
自社開発企業への転職においては、安定志向よりも挑戦意欲が評価される傾向もあるため、熱意を裏付ける準備は重要です。
SESエンジニアを辞めたいと思った新卒が後悔しない方法

後悔しないためにも段階を踏んだ準備を進めましょう。
・自己分析とキャリアプランの作成
・転職活動は早めに始める
・転職エージェントを活用する
それぞれ詳しく解説します。
自己分析とキャリアプランの作成
何となく辞めたいという理由だけで転職活動を始めると、方向性が定まらずにミスマッチを繰り返すリスクがあります。自己分析とキャリア設計は欠かさないようにしましょう。
・どのような業務にやりがいを感じたか
・どのような働き方が自分に合っているか
・5年後、10年後にどうなっていたいか
・今のスキルでできること
・今後伸ばしたいこと
このような思考プロセスを通じて、転職がゴールではなく、自分の理想の働き方に近づくための手段と捉えられるようになります。
転職活動は早めに始める
転職を成功させるためにも、早めに転職活動を進めましょう。

1.自分のキャリアの棚卸し(業務内容・実績・強みの整理)
2.転職サイトや企業のリサーチ(業界トレンドの把握)
3.目指したい職種と働き方の明確化
退職を切り出すのは、転職先の内定が決まってからでも遅くありません。先に「動ける状態」を作っておけば、精神的な余裕を持ちながら選択肢を広げられます。
転職エージェントを活用する
転職エージェントを活用すればスムーズな転職が実現しています。エージェントを活用する主なメリットは次のとおりです。
・応募書類の添削や面接対策のサポート
・自分では見つけにくい非公開求人の紹介
・キャリア相談による方向性の明確化
IT業界に強いエージェントを選べば、SESの経験を正しく評価してくれる企業とのマッチングもしやすくなるでしょう。複数のエージェントに登録して比較検討するのもおすすめです。
辞めたいと考えているSESにおすすめの転職エージェント
SESを辞めたいが未経験・経験浅めな人はTamesy(タメシー)|
Tamesyは、プログラミング未経験や経験が浅い人を対象としたITキャリア支援サービスです。学習支援から企業紹介まで一貫してサポートしています。
働きながらでも進められるオンライン学習環境が整っており、退職を決断する前から準備を始めたい方にも向いています。

SES経験を評価して年収アップを狙いたい人はテックゴー
テックゴーは、実務経験2年以上のITエンジニアを対象とした転職エージェントです。SESで培った経験を正しく評価し、高年収・高付加価値なポジションへつなげる支援を行っています。
面接対策にも力を入れているため、回数無制限の模擬面接を通じて、SESを辞めたい理由を前向きなキャリア志向として伝える練習が可能です。

退職理由の整理から進めたい人はユニゾンキャリア
ユニゾンキャリアはIT・Web業界特化の転職エージェントです。IT業界に詳しいキャリアアドバイザーが、退職理由の言語化から志望動機の作成、面接対策までサポートしてくれます。
求人は優良企業に厳選されており、SESから自社開発やインハウス環境へ移りたい方でも、ミスマッチを防ぎやすいのが特長です。

SESの転職・退職に関するFAQ
有給は消化できますか
有給休暇は労働者の権利であり、原則として退職前に取得することが可能です。SES企業側が業務都合を理由に制限することはできず、法律上は取得日調整以外の拒否は認められていません。引き継ぎ日程を踏まえてスケジュールを組めば、退職直前にまとめて消化しても問題ありません。
契約期間中に退職できますか
客先との契約期間が残っていても、労働者は法律上いつでも退職できます。民法には期間の定めのない雇用は2週間前の通知で退職できると明記されているため、SESの現場契約ではなく、雇用企業との契約が優先されます。現場都合を理由に退職を引き延ばされる理由はありません。
退職は何ヶ月前に伝えるべきですか
法律上は2週間前の申し出で退職が可能ですが、実務的には1ヶ月前を目安に伝えるとスムーズです。会社の就業規則も確認しておくと不要なトラブルを避けられます。
まとめ|SESの転職・退職は計画的に進めよう
SESという働き方は、プロジェクトの多様性や現場での経験を積めるというメリットがある一方で、不透明なキャリア形成や人間関係などに課題を感じやすい側面もあります。
しかし、感情任せではなく冷静に受け止め、自分のキャリアを前向きに見直すきっかけにすることが大切です。
・収入やスキルアップに対する不満は、次の成長につなげる原動力になり得ます。
・退職理由は、伝え方ひとつでポジティブな転職理由へと変換できます。
・円満な退職には、段階的な準備と冷静な行動が欠かせません。
・転職活動は「辞めてから」ではなく、「在職中」から始めるのが成功の鍵です。
理想とする働き方と人生の方向性を明確にて、後悔のないキャリアの第1歩を踏み出しましょう。

